三原の作家を知る・味わう part7
自画・自刻・自刷
乗兼広人銅版画展 -刻み続けて55年-
三原市深町生まれの乗兼広人(のりかね ひろと)は、16歳の時に当時の中国銀行三原支店で開催された「池田快造遺作展」(主催:光風会広島支部)を見て感動し画家を志しました。今年は偶然にも池田快造(1911~1944)没後80年の年です。西町に生まれた池田は、広島県立府中中学校(現在の広島県立府中高等学校)で美術教師の藤原覚一(のちの三原市立図書館長)に学び、東京美術学校(現在の東京藝術大学)に入学し藤島武二の指導を受けました。光風会展で特賞を受賞するなど活躍しますが、結核のため33歳の若さで亡くなりました。
感性豊かな池田の絵に影響を受けた乗兼は、石膏デッサン、人物画デッサン、油画を学び、19歳の時に銅版画の魅力に引き込まれ、以後、個展や展覧会への出品、画集の発行など東京を拠点として銅版画に関わり今年で55年を迎えます。
本展覧会では、ふぐちょうちんシリーズ、猫シリーズ、民家シリーズ、梢シリーズ、名所シリーズなどを展示し、繊細な銅版画の世界を紹介します。
故郷三原での展示は5年ぶりとなります。繊細な銅版画をぜひこの機会にご覧ください。
タイトル |
乗兼広人銅版画展 -刻み続けて55年-
三原を知る・味わう part7 自画・自刻・自刷
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とき |
2024年12月06日(金)
~12月15日(日)
9:00~17:00 / 会期中無休
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ところ | 三原市芸術文化センター ポポロ リハーサル室(2階) |
入場料 |
無料
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主催 | 指定管理者:(一財)みはら文化芸術財団 |
関連事業 |
①作家によるギャラリートーク
日時:12月7日(土)14:00~(予定)
場所:三原市芸術文化センターポポロ リハーサル室
②作品販売
日時:未定
場所:三原市芸術文化センターポポロ リハーサル室