三原の作家を知る・味わう　part7

自画・自刻・自刷

乗兼広人銅版画展  -刻み続けて55年-

三原市出身の乗兼広人の銅版画展を開催します。

本展覧会では新作を含め、これまでに制作された『ふぐちょうちんシリーズ』『猫シリーズ』『魚シリーズ』『民家シリーズ』『梢シリーズ』『名所シリーズ』など幅広いテーマの銅版画を展示します。

高校生の時に、同郷作家の池田快造(1911～1944)の遺作展を見たことがきっかけで画家を志し、その後、銅版画の魅力に引き込まれた乗兼は、個展や展覧会への出品、銅版画集の制作など東京を拠点として活動し、銅版画の道に進み今年で55年を迎えます。

繊細な作品とその制作過程をあわせて紹介することで、乗兼の銅版画の世界を存分に堪能していただけることでしょう。

また、今年没後80年を迎える池田快造のスケッチを同時に展示します。乗兼に影響を与えた作家について知る貴重な機会です。ぜひご覧ください。