戦後80年企画 -戦争と原爆を語りつぐ-
四國五郎 大型紙芝居
「おこりじぞう」展
三原市大和町出身の詩画人・四國五郎(1924~2014)によって制作された大型紙芝居「おこりじぞう」を展示します。
満州への出兵、シベリア抑留、弟の被爆死を体験した四國五郎は、峠三吉『原爆詩集』の表紙絵や『絵本 おこりじぞう』の作画、平和を祈念する数々の母子像など戦争への怒りと悲しみを創作の原動力として、生涯にわたって平和の尊さを絵画と詩で訴え続けてきました。
このたび展示する大型紙芝居「おこりじぞう」は、1982年3月広島の中央公園で開催された大規模な反核大会「平和のためのヒロシマ行動」において、四國五郎が『絵本 おこりじぞう』の絵を新たに大きなパネル16枚に描いたものを、俳優の沼田曜一が巨大な紙芝居のように見せながら語ったものです。このパネルは現在も朗読に活用されています。
「おこりじぞう」は、人間が侵す最大の過ちである戦争という愚かな行いを、子どもたちをはじめ多くの人々が学ぶための入り口のような役割を果たしている作品といえます。
戦後80年の節目に、生命の尊厳や平和の大切さを、私たち一人一人があらためて考えるきっかけになることを願っています。
大型紙芝居「おこりじぞう」を描く四國五郎
1982年3月反核大会「平和のためのヒロシマ行動」にて/写真提供:大島良子(津山市)
タイトル |
四國五郎 大型紙芝居「おこりじぞう」展
戦後80年企画 -戦争と原爆を語りつぐ-
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とき |
2025年06月26日(木)
令和7(2025)年6月26日(木)~7月5日(土)
10:00~17:00 / 会期中無休
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ところ | 三原市芸術文化センター ポポロ ホワイエ |
入場料 |
無料
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主催 | 三原市芸術文化センター ポポロ 指定管理者:(一財)みはら文化芸術財団 |
協力 | 一般社団法人 広島教育会館 / 四國五郎ギャラリー (特定非営利活動法人 ふるさとくわなし)/ 広島文学資料保全の会 / みはらアーカイブスギャラリー / 湯原温泉ミュージアム |
関連イベント |
読み語り「絵本 おこりじぞう」
日時:6月28日(土)14:00 ※参加無料、事前申込不要
会場:ポポロ ホワイエ
読み手 糸永直美さん
広島テレビ 福山支社長(元アナウンサー兼報道記者)